本文へスキップ

坂本の歴史的建造物 

電話でのお問い合わせは、TEL.077-578-6455

公人屋敷(旧岡本邸)へようこそKunin Yashiki (former Okamoto Mansion)

 比叡山延暦寺を支えた公人たち
 ここ坂本は、比叡山延暦寺への物資を供給する門前町として古くから栄えてきました。江戸時代になると、多くの里坊
(比叡山で修行を積んだ僧侶たちが天台座主の許しを得て住み込む隠居坊)が坂本に造られるようになり、僧侶や日吉大社の神職者などと共に、大工・屋根職などの職人や、延暦寺に物資を供給する商人など、多様な人々が生活するようになりました。
 その中で、延暦寺の僧侶でありながら妻帯と名字帯刀(みょうじたいとう)を認められた「公人」(くにん)と呼ばれる人々がいました。公人は三塔十六谷からなる延暦寺の堂舎・僧坊に所属し、治安維持や年貢・諸役を収納する寺務を務めていました。
 坂本は、徳川幕府から延暦寺に寺領として寄進されていた為、幕府や大名などの武家からの直接的な支配は受けませんでした。
その代わりに、延暦寺の三執行代(さんしぎょうだい)、八学頭代(はちがくとうだい)、滋賀院留守居役(しがいんるすいやく)が寺領を支配し、そのもとで坂本町の行政全体を担う「大年寄」という役人が五人置かれました。さらに「大年寄」のもとに、町ごとに「四至内年寄」(しいしないとしより)とも言われる「年寄」が置かれ、これらの役職を公人が務めていました。
 比叡山に点在する延暦寺寺院や優雅な庭園を有する里坊などを経済的に支えたのは全国の大名から寄進された浄財であり
延暦寺の寺領であった上坂本、下坂本などの村々から年貢として納められた農作物でした。
 これらを取り仕切り、延暦寺の諸行事が滞りなく行われるよう、当時の社会制度の安定に大きな役割を果たしていたのが公人たちでした。
屋敷の保存について
公人屋敷(旧岡本邸)は、江戸時代に延暦寺の僧侶でありながら妻帯(さいたい)と名字帯刀(みょうじたいとう)を認められた「公人(くにん)」が住んでいた住居のひとつです。内部が原型をとどめないほど改装されている住居が多い中、岡本家の家屋は全体に公人屋敷としての旧状をよくとどめた社寺関係大型民家の特徴を示す住宅として残されてきました。平成13年に坂本地域の歴史的遺産の保存を目的として大津市に寄贈されたもので、主屋、米蔵・馬屋等は平成17年3月に大津市指定文化財に指定されています。

 
 

information店舗情報

 所在地

〒520-0113
滋賀県大津市坂本6丁目27-10
TEL.FAX.077-578-6455
メールはこちら
坂本観光案内所
〒520-0113 滋賀県大津市坂本
         6丁目1−13
TEL 077-578-6565

 PDF File
 English guide
**開館時間**
Opening hous
9時~17時
(入館は16時30分まで)
休館日
Closed
月曜(祝休日は開園)・祝休日の翌日
12月26日~12月31日
料金
Admission Fee
 大人・・・100円(15人以上)    =団体割引料金80円)
小学生・・・50円(15人以上)    =団体割引料金40円)
障害者・・・無料(市内在住・      介護者一人含む)
 アクセス
Access
 JR湖西線「比叡山坂本」駅から山手へ徒歩約10分
京阪「坂本比叡山口」駅から徒歩約2分
地図(MAP)
 
大きなGoogle MAPで見る
 
アクセスカウンター
inserted by FC2 system